以前、本ブログでは下記の記事で、
知財から自社の強みを把握する方法を紹介しています。
こちらでは、自社の「特許出願書」を一覧にして、
「請求項」の部分を流し読みすることで、自社の強みを
再発見するというものです。
![](https://anaino.com/wp-content/uploads/2020/12/question-mark-2546106_640-160x90.jpg)
この方法は強みを理解するためには、非常に強力な手法なのですが、
知財部門以外の方が行うのは、なかなか大変な部分があります。
この手法を簡略化する、あるいは補助する方法として、
今回ご紹介するのが「パテント・インテグレーション・レポート」です。
ご存じですか?無料で使える特許レポートサービス 「パテント・インテグレーション レポート」
2021年11月9日「特許事務の沼ブログ」より
■概要■
「パテント・インテグレーション レポート」は、最新の特許情報に基づく企業・技術分野ごとの
特許レポートをわかりやすく提供したサービスです。
例えば、トヨタ自動車といった企業の特許出願動向が誰でも簡単に短時間で確認できます。
日本企業のみならず、Qualcommなどの海外企業の特許出願動向も確認できます。
もともとこちらの会社では、
社名と同じ特許検索・分析データベースサービス
「パテント・インテグレーション」を有料で提供していました。
しかしながら、当該システムを含む従来の特許検索システムでは
「ある程度の特許検索スキルがない活用が難しい」という問題がありました。
一方、「一般的なエンジニアや新規事業の知財担当者などが、
企業や技術分野ごとに特許出願傾向、
技術動向を簡単に調べられるサービスがあるとおもしろい」
という理由から、
「パテント・インテグレーション レポート」がスタートしました。
(後略)
注目した点
こちらのサービス(登録不要・無料)は、
簡単で直感的な分析につながるため、非常に便利だと感じています。
下記が「パテント・インテグレーション レポート」の
URLとなります。
![](https://anaino.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/ab2436e056102a0c393817bae7e78ad8.jpg)
まだお使いになったことがないという方は、
部署、部門を問わず(知財の方でなくても)
自社について、一度試されることをお薦めします。
ヒートマップが出てきますが、こちらは、自社の強み分析の際の補強資料にも
使えるかと思います。
この強みを理解したうえで、シナリオ・プランニングあるいは、
スキャニングマテリアルを活用した未来予測、KJ法などを
進めることで、新規事業の方向が見えてくるかと思います。