私自身も40歳頃から、細かい文字が見えにくくなり
老眼の症状が現れてきました。
老眼は個人差はあるようですが、どなたも
いずれ現れ始め、年を追うごとに進行していくようです。
老眼というと、老眼鏡やコンタクトレンズの使用が一般的でした。
近年では、100円ショップでも老眼鏡が販売されていますが、
それだけ、老眼の方が増えているということでもあると思います。
一方で、老眼を改善する治療薬の開発も進められており、
このほど、老眼用の目薬が米食品医薬品局(FDA)で承認されました。
2021年11月21日「カラパイア」より
承認されたのは
「VUITY(ピロカルピン塩酸塩点眼液1.25%)」
1日1回の投与で最大6時間効果が持続するということです。
目にたらすと涙のpHに速やかに馴染んで、
瞳孔の大きさが縮小し、遠くを見る力を邪魔することなく
近くと中間を見る視力の改善が期待できるとのこと。
「軽度から中度の老眼」に有効で、
点眼から15分ほどで効果が現れるそうです。
「VUITY」は、
すでに緑内障の治療薬として使用されている
「ピロカルピン(pilocarpine)」を
独自の技術で老眼に最適化したものとのこと。
ちなみに、「ピロカルピン」というのは、
縮瞳薬となります。
そのため、
個人的な印象としては、目を細めた時や
ピンホールメガネを使ったときのような見え方と
なると思われます。
開発したのは、アッヴィ社傘下のアラガン社。
アッヴィ社は米国に本社を置く、
グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業で、
自己免疫疾患、肝疾患、神経疾患、がんの各領域に強みがあり、
日本にも支社があります。
「VUITY」は、日本ではまだ承認をされていませんが、
「ピロカルピン」そのものは、
眼圧を下げる効果があることから、
日本でも緑内障治療薬として保険適用されていますので、
スムーズな承認が期待されます。
老眼の方にとって、メガネやコンタクト以外の
選択肢が増えることが非常に喜ばしいことではないでしょうか。
最近下記の小林製薬さんのブルーベリーのサプリを使い始めました。
目の疲れが軽減される体感があります。ご関心のある方は是非調べていただければと思います。