オンラインでの、社内会議、社外会議、営業、研修での注意点:伝わり方は50%となる

PCポストコロナ

新型コロナウイルスの影響が企業活動のさまざまなところに出てきています。

現在、人と直接会うことが敬遠されている状況です。
そのため、オンラインでの対応を試行錯誤しながら
行っている企業が多いのではないでしょうか。

オンラインでの社内会議や、社外の方も含めた会議、営業活動
あるいは、4月入社をされた社員の方への
集団研修について、企業としてどのように対応するべきか、
悩ましいところだと思います。

今回は、オンラインでの社内会議や
社外の方も含めた会議、営業活動、研修を行う場合に、
注意しなくてはならない点について考えます。

オンラインでは集中力が続きにくい

まず、社内のオンライン会議について
イメージをしていただきたいと思います。

多くのビジネスパーソンの方が、
現在オンラインで会議を行っていることかと思いますが、
肌感覚として、リアルな会議と比べると「集中しにくい側面がある」
ということはご理解いただけると思います。

これは「空間を共有できていない相手」とは、
精度の高い議論がなかなか難しいということを端的に表しています。

新規事業やイノベーションについて、
ハッカソンやアイデア出しを行うという点でも、
オンラインですと、リアル対面で想定していた時間よりも
長い時間をかけなければ、同程度に成果は出ないというのが実情です。

社外の方も交えてオンライン会議や、
オンライン営業を行う際には、リアル会議と比べて
参加者の集中力が保てないという感覚もあります。

以前であれば、リアル会議で20対20で5時間かけて、
社外の方と議論を行うことができましたが、
オンラインでは2時間が限度となると捉えています。

もしリアル5時間の外部との会議と同じ成果を求めるならば、
2時間のオンラインを会議を最低3回行う必要があるということです。

PPTで説明を行う場合にも、ページの進み具合が
リアル会議と比べて約半分の速度となるという印象もあります。

こうしたことから、
大雑把な成果率としてリアル会議と比べて50パーセント程度と
概算して、時間を算定するのが現段階で考えられる対応です。

研修をオンラインで行う場合もリアルの50%の伝わり方となる

オンラインでの社外、社内の会議での伝わり具合への認識を前提に
研修をオンラインで行う際に効果を推測すると
リアルの研修と比べて、50パーセント程度となると考えられます。

参考になるのが脳科学で「子供に対する語学学習」について
行われた実験お結果です。

子どもに対する語学学習の効果について、

・「対面」
・「オンライン(先生がリアルタイムで教える)」
・「録画(インタラクションがない)」

の3つについて実験を行ったところ
「対面」>「オンライン」>「録画」の順番で効果がありました。

この結果は、読者の皆様のご想像通りであったと思います。

また、読書ということだけでみると、
紙媒体のほうが、タブレットなどと比べても
記憶が高まるという調査結果があります。

デジタルは学習効率が下がるということです。

そうしたことを前提に、
社会人においても研修を行う場合はリアル研修と比べて、
成果が低くなるとして、フォロー対応が必要となるということが分かります。

研修という場だけではなく、
オンラインの飲み会や、新入社員同士のオンライン雑談の場を設定する、
あるいは、一定時間メンターとなる社員がオンラインで話をする
といったように、接触時間を意識的に増やす工夫が必要です。

研修で話をする講師側にも「伝える」熱意と工夫が必要

新人研修において、社内の方が講師役を務められる場合もあるでしょう。

その際の注意点として、

 ・受講者は受け身となりがちなため、講師が「伝える」ことを意識し、
いつも以上に増して熱意を込めて話をする。
 ・15~20分程度を一単位として考えて、話を区切りながら伝える。
 ・リアルの研修と比べて伝えられる文章が同じ時間で半分程度になる。
それを意識して、話すべき内容を絞り込む。

といったことが挙げられます。

リアルでの研修では受講者に伝えることが上手な講師であっても(話の上手な講師)
リアルと同じ意識で、オンラインで講演を行うと失敗してしまうようです。

オンラインとリアルでは、話す側の意識も変えていく必要がある
ということで、
コンテンツの作り方や、提供の仕方(話し方も含めて)も
「いかに伝わりやすくするか」という視点で
試行錯誤、工夫を行わなくてはいけないと考えています。

まとめ

オンラインでの情報の伝わり方についてまとめました。

現在、こうしたオンラインでものごとを伝える取り組みについては、
発展途上段階であるとも言えます。

そのため、現場での工夫が必要なるため、
現場の方はご苦労されていることだと思います。

しかし、今回のコロナウイルスのような問題は、
今後も起こる可能性があり、準備を進めておくことが必要です。

(それがウイルスの問題ということだけではなく、
災害や人的な要因の場合もありますが、
「何が起こる」かが問題ではなく、何かによって、
現状行っていたことがストップする可能性があることを
前提に、これからは対応を考えておかなくてはいけなということです)

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

補足

集合研修について、今期行うべき対策については下記の記事で考察しています。
ご参考いただければ幸いです。

新型コロナウイルスの問題で集合研修ができない:今期から考える対策
新型コロナウイルスの問題で、新入社員の方の集団研修の開催が難しく、 人事担当の方は苦慮されているようです。 昨年からオンラインでの研修で対応するという企業も増えてきましたが、 研修を企画する人事部側も、オンライン研修が主体となることは...

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