分解に時間がかかるプラスチックの性質をプラスと捉えるには

スキャニング・スキャニングマテリアル

プラスチックが分解されないという点について、
環境へのマイナスの影響があることが
これまで、たびたび論じられてきました。

しかし、物事には両面があるわけで、
分解されないことに、クローズアップして、
作られた下記記事紹介の『Letters to the Future』は、
気づきを与えてくれるのではないでしょうか。

「31世紀の未来人へ。 分解に時間がかかるプラスチックを使用した 「1000年続く本」」

(下記引用)
2021年09月01日 「カラパイア」より

31世紀の未来人へ。分解に時間がかかるプラスチックを使用した「1000年続く本」 : カラパイア
image credit:ki.saigon/Instagram  もし、はるか未来の1000年後の未来人に手紙が残せるとしたら、何を綴るだろうか。このほど、ベトナムのクリエイティブエージェンシーが、未来の子孫に届くよう1000年の寿命が見込まれた本『Letters to the Future』を作...

このほど、ベトナムのクリエイティブエージェンシーが、
未来の子孫に届くよう1000年の寿命が見込まれた本
『Letters to the Future』を作成した。

日本を含む世界22か国から、
各国の言語で手書きされた327の手紙を集めた本は、
使い捨てプラスチックから作られている。

これは、生分解に長い時間がかかるプラスチック廃棄に
対する認識を持つと同時に、
未来に向けての希望を伝えていくことを目的としている。

プラスチックの寿命は物により異なるが、
最悪のプラスチックとしてタグ付けされている釣り糸は
最大約600年、またペットボトルは450年ほど
生分解に時間がかかると言われている。

Ki Saigonのクリエイティブディレクターである
クムクム・フェルナンドさんは、
Letters to the Futureが手掛けられるようになったきっかけを、
このように話している。

ある日、「これまでに作られた全てのプラスチックは、
廃棄されてもまだ地球上のどこかに存在している」
というドキュメンタリー番組を見て、
「耐久性があり、数千年持続すると推定されている
プラスチックを使用した寿命の長い本を未来に向けて
作成してみたらどうか」とアイデアが浮かんだのです。

本を作るために集められたプラスチック廃棄物は、
先ずベーキングペーパーシートと
テフロンの商品名で知られる防水ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)
コーティングに挟んでアイロンがけをして融合させた。

その後、各手紙をスキャンしシルクスクリーンに個別に変換。
最後に、リサイクルされたプラシートの間に閉じられ、本が完成となった。

注目した点

人はある出来事の一面から物事を見てしまい、
その反対にあるところまではなかなか思いが至らないものです。

特定の課題に対しても、
それを解決する方向で思考が進みますが、
実はその課題は、別の観点からすると、解決する必要が
なかったというケースもあるかと思います。

良し悪しの両面を意識してくことを
思考の習慣として大切なように感じています。

ちなみに『Letters to the Future』は
アート作品ということで、
まあ、本気で1000年残すという意図ではないとも
思われますが、インスパイアはされるかと思います。
下記の記事もご参考ください。

希望と自戒と込めて。1000年後の未来へ向けた手紙。
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