かつては、
「シニアの方はPCやスマホなどの活用を好まない」
というイメージがあったかと思います。
しかし、IT機器そのもののユーザビリティが改善され、
活用も一般化しており、
シニア世代にも広く活用が浸透していることが
下記の記事から推測できます。
今後、シニア層はさらにIT機器を活用していくことになり、
企業としてのアプローチも増えるかと思われますが、
そこで重要となるのがユーザーインターフェイスではないでしょうか。
ユーザーインターフェイスも含めた
アプローチの手段についても
ゼロベースで考えていく時代が来ていると思われます。
「SNSで家族と会話」は80代がシニア層でトップ、70代と大きな差
下記引用
2021年08月16日 「ITmedia」より
TwitterやInstagram、Facebookなどで
家族とコミュニケーションしているシニア層は、60代や70代よりも80代に多い。
離れて暮らす家族とTwitterなどのオープンSNSでよくやりとりしていると回答したのは、
80代が52.6%と最も多く、
60代は31.6%、
70代は15.8%という結果だった。
一方、60~70代は「対面で会う」がいずれも約40%だったのに対し、
80代は20.9%と低い結果も出た。
同社は「対面での会食や会話が難しくなることにより、
世代間で(家族とのコミュニケーションに)違いが出ている」
「SkypeやZoomを使って会話を楽しむと回答した人もおり、
従来の対面での会話や電話、手紙といったコミュニケーション手段
に加えて、デジタルツールを使用するシニア層が増えている」
と分析している。
(引用終了)
注目した点
紹介した記事では、
シニア世代のIT機器利用について、
コミュニケーションツールとしての側面からの調査結果が述べられています。
記事の調査結果からは、
シニア世代がIT機器を一定程度使いこなしている
ということが見えてきます。
街なかでも80代の方が、
コンビニでスマホ決済をしている姿をよく見かけるようになりました。
60歳以下の世代は、業務上でPCやスマホを活用することも
多いことから、今後、IT機器の活用の使いこなしレベルは
さらに向上していくことになると推測されます。
その一方で、簡単に使いこなせなかったり、
サービスサインアップが複雑であったりすると、
その製品やサービスそのものが良いものであっても
使われなくなる可能性が高いという側面も強くなってきていると感じます。
「ユーザーインターフェイス」「ユニバーサルデザイン」
といったことが注目されて久しいのですが、
こうした観点が、
今後の人口動態を鑑みると、
より重要な要素となることが推測されます。
ユーザーインターフェイスについては、
改善の積み重ねが重要となるようです。
改善の積み重ねは、日本企業は得意としていますので、
ユーザーインターフェイスにおいても、強みの発揮を検討していきたいものです。
最後までお読みいただきありがとございました。